◎内視鏡を用いた癌の治療
消化管内視鏡の進歩は診断能の向上だけでなく、治療の進歩がめざましい今日この頃です。早期の食道癌、胃癌、大腸癌は、外科手術や抗がん剤を使用しなくても、大きさにかかわらず内視鏡を用いて病巣の完全切除(根治)が可能です。がんは痛みや出血などの症状がでてからでは手遅れになることもあります。胃腸を内視鏡で定期的にチェックしておけば、運悪く癌が出来ても、ほとんどの場合命を落とすようなことはありません。
内視鏡検査は意外と簡単で楽なものです。希望されれば、鎮静剤や麻酔薬の使用も可能です。健康を守るために積極的に内視鏡で胃腸のチェックを受けましょう。わからないことは、専門医にご相談下さい。